
の栗原 健を交えた、初期のフル・メンバーで、オープニング同様、「メロディーの毛布にくるまって」「終電まぎわのバンヂージャンプ」「かけひきのジャッヂメント」という初期のナンバーを3曲続けて演奏。そして、2回目のアンコールでは「ヒマワリ」「まわれダイヤル」というシリアスなナンバーに続け、ナンセンス路線の極みともいえる「エ!? スネ毛」を披露。「エ!? スネ毛」では、最前列の女性をステージに上げて、一緒に踊り歌うというハプニング的なパフォーマンスも。「どうも、やりきりボーイズです!! やりきりました!!」という最後の爽快なMCはもちろん、ステージを去り際に、生声で雄たけびを上げる永積の姿は、まるで渾身のストレートで三振を奪ったピッチャーのようで、見ているコチラも思わず心の中でガッツポーズをしてしまった。

は、3回目のアンコールでメンバーが「サヨナラCOLOR」を演奏し始める前のMCこと。「外で聴いてるみんな、ありがとな!」という永積の呼びかけに、会場の外から「ウォー!」という地鳴りにも似た凄まじい歓声が! 会場外にはこの日チケットを入手できなかった数百人の人々が集まってきていたのだ。このときは冗談じゃなく全身に鳥肌が立った。大合唱となった「サヨナラCOLOR」演奏後には、メンバーそれぞれから会場に訪れたオーディエンスに向けて感謝のメッセージ。そして最後に長きにわたりバンドを支え続けてきた“6人目のメンバー”こと、マネージャー・黒嶋女史をステージに招きいれて、111本(犬にちなみワンワンワン)の薔薇の花束の贈呈が行なわれ、メンバーが手を繋ぎ客席に向けておじぎをすると、ステージ上方からは「FUNK YOU VERY MUCH!」というメッセージが書かれた巨大な垂れ幕がバサリと落ちる。3時間強に及ぶ濃厚な時間を経て、この日のライヴは感動のままにフィナーレ……かと思いきや、最後の最後に嬉しいサプライズが。「最後にめちゃくちゃ踊りまくってください。愛してるぜ~!」という永積の言葉とともに、SUPER BUTTER DOGのラスト・ナンバー「あいのわ」が演奏される。まるで、それは本編が終了し、暗転した後に流される映画のエンディング・テーマのようで、演奏の間には、スタッフ、ファン含め、SUPER BUTTER DOGというバンドに関わった全員の名前が記された、長い長いエンドロールが流れているかのように思えた。

アンコール1
17 メロディーの毛布にくるまって
18 終電まぎわのバンヂージャンプ
19 かけひきのジャッヂメント
アンコール2
20 ヒマワリ
21 まわれダイヤル
22 エ!? スネ毛
アンコール3
23 サヨナラCOLOR
24 あいのわ
ゲストミュージシャン
MEG(cho)、栗原健(sax)、田中慶一(percussion)
スペシャルゲスト
宇多丸、Mummy-D from RHYMESTER
バンドのこれまでの歩みを、そして、メンバーそれぞれの来るべき未来を力強い光で煌々と照らし出すような、この曲、「あいのわ」をもって、14年間にわたるバンドの歴史は遂に幕を閉じた。
2008年9月13日。20時23分。SUPER BUTTER DOG、解散。
