梅雨時ど真ん中だっつうのに、さわやかに晴れわたる心地よい日和ってこと自体がとびきりファンキーなサプライズ!と言っちゃいたい、「ファンキー大百科」。待ってましたのウェルカムバック! しかも6年ぶりの開催は、まさかの日比谷野外音楽堂。否が応にも高まる期待は、会場じゅうを埋め尽くしたブラザー&シスターの表情からも、わかりやすいぐらいに窺える。ウマいビールで(あるいはFUNKYなウーロン茶で)カンパイの掛け声が、あちらこちらでひとりしきり叫ばれたところで、ついにパーティははじまった!

オープニングアクトとして先陣を切って野音の舞台に飛び出したのは、レキシ。“日本史ミーツFUNK”という、誰も挑もうとしなかった未知の領域へと果敢にトライする、その名のとおり歴史的ユニットが鳴り物入りで登場だ。アフロヘアに紋付き袴のいでたちも凛々しいMr.レキシこと池田貴史に、ゴージャスな裃(かみしも)に身を包んだ足軽先生こといとうせいこう、そして(次の出番の準備が忙しい?)シャカッチの代わりに急遽参加したのは、「百休み、百休み」が合言葉の小坊主キャラ=MC百休さん。お江戸の時代からタイムスリップしてきたような3人のカブキモノたちが、平成の阿呆陀羅経よろしく打ち込みのビートにあわせて唱えるは、「歴史は日々アップデートされるものなのだ!」と、凝り固まったアタマを覚醒させる「歴史ブランニューデイ」。なんと言っても、足軽先生の卓越したライミング、そしてオーディエンスを煽りまくるステージングのアツさが素晴らしすぎ! 「平家の?」「落武者!」なんてコール&レスポンスで盛り上がれるのは、レキシのステージだけ! 続く「LOVEレキシ」では、池田が平成のマーヴィン・ゲイかダニー・ハザウェイか?っていうぐらいスウィートに絶唱。なんとそのバックには宇多丸法師が飛び入りで参戦! いとうせいこう×ライムスターって、おいおい何気にジャパニーズ・ヒップホップの“歴史”も凝縮しちゃってんじゃん!てな光景に、ニヤリとした諸兄も多いのではなかろうか。2曲って短かっ!と渇望感残しまくりのステージの最後は、懐かしのレ○クエンジェルズよろしく「レ」「キ」「シ」ポーズで決めっ!

レキシ写真
●レキシ
1 歴史ブランニューデイ
2 LOVE レキシ

そのままステージに残ってレキシから(名前だけ)早変わりしたMCヨーグルトのイントロデュースされるは、Spinna B-ILL。ドラムにPすけ、キーボードに藤本康雄、そしてベースには我らがスーパーバタードッグからTOMOHIKOという布陣での登場だ。先ほどのレキシとは打って変わって(?)、オーガニックなグルーヴに包まれ、会場じゅうもゆるやかにリラックスしながら、B-ILLの歌声に聞き入っている様子。ソロ第一弾のアルバム『STAY LONGER』からの「Bitter Feeling」をはじめ、Spinna B-ILL & The Caveman時代からの名曲「children」など3曲を披露。タイトなセットリストながら、さわやかな余韻を残していったSpinna B-ILLのステージだった。

Spinna B-ILL写真
●Spinna B-ILL
1 Bitter feeling
2 children
3 I Believe

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続いて、大きな歓声とともに…